このときあるじがへびを放した沼がその名前を取って”影取沼”
(現:影取町)
そして退治した鉄砲隊が見張りを立てた場所が”鉄砲宿”の名前の由来が
あるそうです。
このおはなしはご近所のおばあちゃんからうかがったのですが
石碑とこのの文献は場所は定かではありませんが存在するそうです。
また分かりましたらご報告いたします。
またみなさんからも戸塚区にまつわるおはなしがあれば
ぜひ、ご連絡ください。おまちしています。
昔話のだいすきなてんちょーより。
むかしむかし大きなお屋敷にこれはこれは おおきなへびがおったそうな。
あるじはこのヘビを大切にしておった。
ところがその村で日照りが起こって食べるものがとれなくなって
村人は困り果ててしまったのじゃ。
えさをあげることにも困ったあるじは大切にしていたおおきなへびを
近くの沼に放したのじゃ。一言、”村人だけは食べてはいかんぞ。” と。
しばらくはへびも平気だったのじゃが、いよいよ食べ物がなくなってしまったのじゃ。
おおきなへびはそれでもあるじの言いつけどうり、村人だけは食べなかった。
「あーお腹減ったなー。」
がまんできずにへびは村人の“影”だけ食べることにしたのじゃ。
”これならご主人様にも怒られないだろう。”
ところが”影”を食べられた村人は次々に死んでしまったのじゃ。
村人は震え上がった。”あの沼のへびのせいじゃ!”
あくるひから村の役人の鉄砲隊がへび退治にやってきた。
「ここでへびがでてくるまで見張りをしよう。」
数日後、へびは撃ち殺され、石碑が建てられた。
そのあと日照りはおさまり、村人は平和に暮したそうじゃ。
おしまい。
〜かわいそうなへびのお話〜